オンラインプレゼンの資料を作る!作成の注意点とプレゼン中の話し方も解説!
公開日:2023/01/15 最終更新日:2023/01/06
近年のリモートワーク普及にともなって、オンラインでプレゼンテーションするニーズが高まってきています。しかし、これまでにオンラインプレゼンの経験がないと、どのような点に注意して進めていけばよいのかわかりません。今回はオンラインプレゼンを成功に導く資料の作り方について、プレゼン中の効果的な話し方と一緒に解説します。
オンラインミーティングの普及率が高まっている
GoogleMeetやZoom、Skypeといったツールを使って、オンラインミーティングやプレゼンテーションの普及率が高まっています。実際に会議の場へ足を運ばなくても、リアルタイムでミーティングやプレゼンができるのは大きな魅力です。一方で以下の点に気をつけなければいけません。
通信環境に違いがあることを理解する
オンラインミーティングやプレゼンは、インターネットを通じて行われます。インターネットとひと口にいっても、実際の環境は人それぞれ。膨大なデータ量でもストレスなく送受信できる人もいれば、データ通信速度があまり速くない人もいるでしょう。ネット速度が遅い環境でも通信できるよう、プレゼン資料のデータ量に注意してください。
プレゼン資料の文字や表を大きくしておく
中にはスマホでオンラインミーティングに参加している人がいるかもしれません。パソコンやタブレットと比べると画面が小さく、資料の文字や表が小さいと見えにくくなってしまいます。スマホで参加する人がいることを考慮して、あらかじめプレゼン資料の文字や表は大きくしておきましょう。
複雑なアニメーションは表示させない
プレゼン資料にアニメーションがあると、視聴者にとって印象的な内容となります。しかし、複雑なアニメーションがある資料を画面共有すると、負荷がかかって表示しにくくなることが考えられるでしょう。そのため、複雑なアニメーションは表示させないことが大切です。
オンラインでのプレゼンを成功させるには?
オンラインプレゼンを成功させるためには、資料づくりに配慮する必要があります。対面式プレゼンの資料以上に見やすく、わかりやすい資料づくりが欠かせません。資料づくりの主なポイントを3つ見ていきましょう。
1スライド・1メッセージを徹底する
もっとも重要なポイントのひとつが、1つのスライドには1つのメッセージのみを載せることです。オンラインミーティングは対面式と比べて、参加者の集中力が落ちやすい特性があります。
1つのスライドに複数の情報が載っていると重要ポイントがわかりにくく、参加者はスライドを読む意欲を失ってしまうでしょう。そのため、1スライドには1つのメッセージを徹底させ、次々にスライドを切り替えてテンポよく説明することが大切です。
アイコンや写真を活用する
スライドが文字や数字、図形だけで構成されていると、参加者は次第に飽きてしまいます。できるだけ飽きさせず、また相手の記憶に残すプレゼンとするためには、アイコンや写真などを積極的に活用しましょう。
データやグラフを使って表示する
売り上げの推移といったデータを示す場合は、数字ではなくグラフを用いるのがよいでしょう。ただ数字を羅列しただけでは参加者の記憶に残りにくく、また推移もすぐに把握できません。一方のグラフは視覚的に訴えられるため、一目で内容を理解して、記憶に残りやすい特徴があります。
せっかく作った資料も伝わらなければ意味がない!
オンラインプレゼンを成功させるためには資料づくりが大切ですが、わざわざ苦労して作った資料も内容が伝わらなければ意味がありません。最後にプレゼン中の効果的な話し方進め方について紹介します。
いつもよりゆっくりとしたスピードで話す
通信環境によってはプレゼン中にタイムラグが生じ、参加者はスムーズに内容を聞き取れないかもしれません。そのため、いつもよりゆっくりとしたスピードで話すようにしましょう。スライドを切り替えるときにタイムラグが生じる可能性もあるため、ワンテンポ置いてから話し始めるのが効果的です。
あらかじめ質疑応答の時間を決めておく
タイムラグがあると間合いが取りにくく、複数の参加者が同時に話し始めてしまう可能性があります。そのため、あらかじめ質疑応答の時間を決めておくとよいでしょう。「途中で質疑応答の時間を設けますので、質問があればそのときにお願いします」と伝えておけば、スムーズにプレゼンを進められます。
ジェスチャーを交える
最後はジェスチャーを交えることです。まったく体を動かさずに説明すると、参加者は言葉だけで内容をイメージしにくくなります。反対に身振り手振りといったジェスチャーを交えると、物事の大まかなニュアンスを伝えられ、より内容を理解してもらえるでしょう。
まとめ
オンラインミーティングやプレゼンは気軽にできるメリットがある反面、対面式よりも参加者の集中力が保たれにくい特性があります。そのため、資料はいつも以上に丁寧に作りましょう。
「1スライド・1メッセージを徹底する」「アイコンや写真を活用する」「データやグラフを使って表示する」に配慮するだけでも、相手に伝わりやすい効果的な資料が完成します。